終末期のリハビリテーションについて(2)
こんにちは。タツミ訪問看護ステーション長津田の古藤です。
今回も前回に引き続き終末期(ターミナルケア)リハビリテーションについてご紹介させていただきます。
終末期には、徐々に日常生活能力は低下し、ベッド上で過ごす時間が増えていくことは避けられません。
本日は、生活の中心がベッド上になった状況で訪問リハビリテーションが出来ることをご紹介させていただきます。
1.浮腫(むくみ)改善へのアプローチ
リハビリ、自主訓練の指導を行い、弾性包帯、ストッキング、ドレナージなど適度な圧力で浮腫(むくみ)の改善を目指します。
2.ポジショニング
ベッド上での生活が中心で自ら体を動かすことができない場合もありますので、床ずれ(褥瘡)予防は勿論、少しでも安楽な姿勢を検討していきます。
3.疼痛緩和
ストレッチ、リラクゼーションでリハビリ中の疼痛緩和に加え、オムツ交換などご家族の介助時には一定の筋力、関節の可動性があることでご本人、介助者の両者にとっての負担が軽減します。そのために必要な関節可動域練習、筋力トレーニングを実施します。
4.ちょっとした気分転換
ベッド上での生活が中心になると離床の機会がリハビリの時間だけという方もいらっしゃいます。座位耐性練習というリハビリの形で車椅子に移乗し、屋外に出て気分転換して頂く場合もあります。
さいごに
近年では、人生の最期を自宅で迎えたいと願う方も多くいらっしゃいます。
私たちは、看護師を始め、理学療法士、作業療法士など各スタッフがチームとなり、患者さま一人ひとりに合わせた目標を立てて、より良い最期のひとときを迎えられるように関わらせていただきます。
訪問看護・リハビリのサービスについてご質問等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
出来る限りご希望にお応え致します。